樹脂・金属接合技術について

アマルファとは

樹脂と金属の複合物を
完全に一つの物体として扱うことができるようにする技術です。

樹脂・金属接合技術の特徴

樹脂と金属の両方の性質を併せ持ちます。

樹脂の性質(軽量・絶縁性・複雑な形状など)が必要な部分に樹脂が使われ、金属の性質(強度・導電性・熱伝導性など)が必要な部分に金属が使われることで、両方の性質を併せ持った部品が製造できます。

部品点数の削減

樹脂部品と金属部品が一体化することで部品点数を削減することができます。

樹脂・金属界面の封止性

樹脂と金属が界面レベルで接合することで界面からの空気・水の漏れを防ぎます。

樹脂破壊レベルの接合強度

破壊時に界面ではなく樹脂が破断するレベルで、樹脂・金属界面が強固に接合しています。
また、面接合のため、非常に接合強度が高くなります。

接着剤を使わないことによる耐久性向上

金属と樹脂の間に接着剤のような耐久性の低い物質が存在しないため、
樹脂が劣化するまで耐久性が持続します。

※アマルファ以外の樹脂・金属接合技術についてはこの特徴に合致しないものもあります。

従来の接合技術

ボルトなどによる締結

ボルトやリベットで樹脂と金属を締結します。被着体の相性がなく、強い接合強度が得られます。ボルトの貫通する穴を用意する必要があり、小型化には向きません。基本的に封止性はありませんが、パッキンを挟むことにより封止性を付与することができます。

ひっかけ方式

金属に切欠きを作っておき、そこに引っかかるように樹脂を成形することで接合強度を持たせる技術です。
引っかかっている箇所の大きさによって接合強度が変化します。
また、界面レベルでは接合していないため、封止性はありません。

接着剤・両面テープ

接着剤で樹脂と金属を接着します。被着体との相性があり、接着しやすい素材としにくい素材がでてきます。
接着剤は樹脂や金属と比べて劣化しやすいという問題もあります。
手軽ではありますが、接着剤のはみ出しや接着剤硬化までのエージングの管理が必要になります。

  アマルファ ボルト ひっかけ方式 接着剤
接合強度 ○~△
封止性 ◎~× ×
耐久性
接合コスト × ○~△
様々な素材 ○~△
成形後の接合 ×
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