接合プロセス
アマルファとは
アマルファは、金属表面の微細凹凸内部に樹脂が
入り込んで固まることによるアンカー効果によって接合します。
- 溶融した樹脂が金属表面に触れる。
- 溶融した樹脂が微細凹凸内部に充填される。
- 微細凹凸内部で樹脂が固化する。
以上の機序でアマルファの接合が完了します。
AMALPHAの接合のしくみ
AMALPHA/アマルファ ~樹脂と金属との接合技術
金属表面の微細凹凸に絡まるように樹脂が固化するため、樹脂と金属を無理やりはがそうとすると、
樹脂の部分で破壊が生じる、いわゆる母材破壊となります。
Cu・フェノール
x3000 1μm金属表面の微細凹凸に樹脂が入り込んで固化している。
樹脂成形方法
溶融した樹脂が十分な圧力で金属表面に接触することができれば、
どのような成形方法でも樹脂・金属接合が可能になります。
樹脂成形方法の例
成形方法 | 概要 |
---|---|
・インサート射出成形 ・トランスフォーモールド成形 |
金型内に金属部品を挿入し、溶融した樹脂を金型に流し込む。 |
・ヒートプレス | 金属と樹脂を面で合わせて、熱と圧力をかける。 |
・塗装 ・コーティング |
流動性のある樹脂を金属表面に塗工してから固化させる。 |
・レーザー溶着 | 金属と樹脂を面で合わせて、レーザーで金属に熱を与え、 その熱で樹脂を溶融させる。 |