性能
性能・管理
アマルファの接合状態を見るために、当社では以下試験方法使用しています。
- 押込みせん断強度試験
- 垂直引っ張り強度試験
- 気密試験(ヘリウムリーク試験・水没気密試験)
評価用テストピース形状
押込せん断試験・気密性試験用サンプル
引張せん断試験・押込せん断試験用サンプル
気密性試験用サンプル
引張試験用サンプル
測定装置
オートグラフ(接合強度測定)
ヘリウムリーク測定装置
ヒートサイクル試験装置
水没気密試験用治具
測定方法
押込みせん断強度
引張せん断強度
垂直引張強度
ヘリウムリーク試験
水没気密試験
強度試験結果(押込みせん断)
金属 | 樹脂 | 接合強度 |
---|---|---|
A5052 | PPS | 41.7MPa |
C1100 | PPS | 36.8MPa |
SUS304 | PPS | 40.9MPa |
気密試験結果(ヘリウムリーク)
Al | SUS | Cu | |
---|---|---|---|
PPS | ○ | ○ | ○ |
PA6 | ○ | ○ | ○ |
PA66 | ○ | ○ | ○ |
フェノール | ○ | ○ | ○ |
エポキシ | ○ | ○ | ○ |
- ○:ヘリウムリーク試験 1.0×10-10Pa・m3/sec以下(リークの検出限界値以下)
これらの試験での破断状態はすべて樹脂破壊となっており、樹脂の強度を測っている状態になっています。樹脂・金属界面の接合強度の真の数値は上記の数値よりも高いことが予想されます。
また、引張強度試験では樹脂の途中で破断するため、30MPa程度の数値になります。
樹脂破断面SEM
x100 100μm破断したサンプルの樹脂・金属接合界面をSEMで観察すると、界面では接合が維持されていることがわかります。