Q.現在のお仕事内容を教えてください。

西日本のお客様に対して、メックの製品の提案型技術営業を行っています。現在は静岡から鹿児島まで20社程度を担当しており、各地に点在するお客様の工場を訪問しています。

技術営業は、お客様のニーズを正しく理解して、お客様の製品や製造工程に付加価値を与えられる自社製品をマッチング提案することが求められます。また、薬液補充の方法など、製品を正常かつ効果的に使用していただくためのサポートも私たちの仕事です。こうしたアフターサポートを通してお客様との信頼関係を深めていくことは、同じお客様の別工場など、より多くの製造現場に導入いただくうえでも重要となります。

Q.メックを選んだ理由を教えてください。

メックを選んだのは、ニッチな分野でキラリと光る技術力に魅力を感じたのが大きな理由です。研究開発型企業だとは認識していましたが、ここまで垣根なく研究開発部門とコミュニケーションできるとは思っていませんでした。新商品のプレゼンテーションでは研究員に同行してもらうことがあるのですが、ユニークな研究員が多く、私では思いつかないような薬品の使い方を伝えてくれるなど、非常に刺激的だと感じています。特に本社では、同じフロアにほぼ全職種がデスクを並べているので、チームを組んだり相談したりしやすい環境です。

Q.最もやりがいを感じた取り組みを教えてください。

新たに開発されたメックの製品を、自分の提案によって初めて導入されたときは、とてもやりがいを感じました。とはいえ、その過程にはさまざまな苦労がありました。サーバーやデータセンター等に組み込まれる基板の製造に導入いただくために、まず研究員が開発した薬品を評価いただき、基板のサンプルを送っていただいて処理を行い、それをまた評価いただき、さらには実際の製造ラインに入ってそこでも評価を行い……と、何度も評価を受ける必要がありました。その新製品は、これまでのメックの製品とは異なる特性をもっていたので、新しい評価手法が必要になったことも苦労したポイントでした。だからこそ、導入していただけたときは感動もひとしおでしたね。心の底から「この仕事をやっていて良かった」と感じました。現在は、その新製品の後継品が開発中です。新領域開拓の契機をつくれたことを本当にうれしく思います。

メックの社是である「仕事を楽しむ」は、何事にもプラス思考で、自ら進んで仕事に取り組む姿勢を示していると解釈しています。苦労をプラスに捉え、結果に結びつけることができたこの経験は、現在の自分にも活きていると感じます。

Q.「メックならでは！」の魅力を教えてください。

メックには、多様な価値観を尊重し、社員一人ひとりを大切にする風土があります。女性が活躍しているのもその証拠ですし、男性も多くの人が育休を取得しています。老若男女が部署を問わず活躍しているのは、「メックならでは」と感じます。また、多くの事業所が通勤しやすい場所にあり、職場もキレイでとても働きやすい環境です。

Q.今後の目標・展望についてお聞かせください。

スポーツ選手には「プロ」がいますが、私もメックの企業人として「プロ」の社員を目指したいです。私の「プロ」の定義のひとつは、景気が良いときだけではなく、悪いときでもモチベーションを高く保つことです。シリコンサイクルと言われるように、どうしても電子業界には浮き沈みがあります。しかし、悪いときにこそ次の飛躍に備えて行動を起こし、より強い好循環の局面につなげていくこと、それを継続しながら適宜改善していくことが私の目標のひとつです。