Q.現在のお仕事内容を教えてください。
メック珠海は、中国華南地区の基板メーカーに対して製品供給体制を強化するために2003年に設立された、メック香港の子会社です。私はもともと研究職としてメックに入社しました。その後2015~2018年にメック珠海への出向を経験し、2021年に再び出向、2022年よりメック珠海の総経理、日本で言うところの社長に就任しました。現在は、メック珠海の運営責任者として、顧客への安定供給を第一に、収益確保に向けて事業運営に関わる方針決定を行っています。その他にも現地で得られたニーズを研究へフィードバックし、顧客によりメリットのある薬品の開発提案を行っています。
Q.海外出向のメリットを教えてください。
入社して8年間は日本で技術開発を行っていましたが、やはり会社の中でテストを繰り返しているだけでは見えないものもあります。子会社では人数が少ないため、技術のことだけわかっていればいいというわけではありませんし、製品のデリバリーまで気を回せるからこそ提案できるところもあります。メディアなどの影響で特定の国に良い印象をもっていない人もいるかもしれませんが、どの国に行っても「案外人は変わらないものだな」と感じています。いざ行ってみれば否応なく成長を促される環境なので、貴重な機会になると思います。
Q.最もやりがいを感じた取り組みを教えてください。
社歴が浅い頃の話で言えば、入社2年目に携わった北京の案件が印象に残っています。まだ新人だった私は、現地で分析機器の測定を行うために日本から月2回ほど出張していました。メック中国の現地スタッフとともに立ち上げを行い、24時間交代で見守っていたのですが、なかなか良い結果が出てくれません。頭を抱える私たちでしたが、そこから上司をはじめとするチームで何度も検証試験を繰り返して、翌年には無事導入することができました。壁にぶつかることがあったとしても地道に粘り強く取り組んでいき、最終的にゴールまでたどり着けたことは、非常に良い経験となりました。
Q.「メックならでは!」の魅力を教えてください。
メックには「仕事を楽しむ」という社是があります。自ら会社に対して「こういうことがしたい」と提案すれば、採用されることが少なくありません。私が本社にいた頃に提案した「社内のサーバー検索システムの検討・導入」についても、部署内のグループの垣根を越えて、「たしかにやった方がいいよね」と同じように考える人たちを集めてプロジェクトを進めていきました。普段の仕事とは別に、自らやりたいことを決め、工夫を考えて仲間を集めてやりきる機会を持てることも、メックの良いところだと思います。
Q.今後の目標・展望についてお聞かせください。
今後は子会社から新しい取り組みに挑戦し、それをグループに展開していきたいと考えています。たとえば処理工程における簡単な自動化処理などもそのひとつです。今後は定型的な業務は機械に任せ、人はより付加価値を生み出す業務に従事していくべきだと思うので、ルーティンワークは積極的に機械に任せていきたいですね。これも自分がやりたいと感じるから取り組んでいることです。取り組みを具現化していくなかでやりがいが感じられ、ひいては「仕事を楽しむ」につながるのだと思います。
MESSAGE
積極的に、前向きに物事に取り組みたい人にとっては、チャンスがたくさんある会社だと思います。
やりたいことをきちんと説明できれば、頭ごなしに否定するような人はいません。自分で考え、発信してくれるような人材が求められていると思います。
1日の流れ
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7:00起床
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8:00出社
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9:00打ち合わせ
朝は営業と打ち合わせ
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10:00会議
本社との会議
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11:00状況確認
技術、管理、製造の状況把握
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12:00昼食
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13:00相談対応
相談・方向性決定・指示
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14:00現場巡回
製造現場の巡回
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15:00書類作成
報告書の作成
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16:00会議
技術部との会議
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17:00振り返り
退社前にメールチェック
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18:00退社
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19:00夕食
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20:00家族と会話
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21:00読書
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23:00就寝
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普段は読書をして過ごすことが多いです。
時々は現地の職人さんがやっている馴染みのお寿司屋さんへ。
意外に思われるかもしれませんが、とてもおいしいですよ。