マテリアリティ(重要課題)の特定
メックグループは、「独創の技術で新たな価値を創造し、お客様とともに持続可能な社会の実現に挑戦する」という2030年ビジョンのもと、事業活動を通して界面価値創造を実現することで豊かで潤いのある社会と環境づくりに貢献するために、経営として取り組むべき6つのマテリアリティ(重要課題)を特定しました。
これらのマテリアリティは、「2022-2024中期経営計画」策定にあたり選定したものです。
- 未来を切り拓く
研究開発 - 適正な
調達、⽣産、物流 - 環境保全
- 品質と安全
- 多様な人財の
活用 - 経営基盤の
強化
6つのマテリアリティ(重要課題)および関連するSDGsアクション《2023年度》
未来を切り拓く研究開発
マテリアリティ充足 のための取組み |
2023年度のKPI (達成水準) |
実施事項・施策 | 関連する SDGsアクション |
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環境負荷低減製品の開発 | Sustainableな製品開発の推進 | 脱化石燃料99%を達成した銅表面処理剤を開発 2024年度には他製品をベースにブラッシュアップを行う |
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新規事業の開拓 | 画像認識、AIソリューションの遂行 | AI事業(Pictel)推進 顧客とのPoC(概念実証)積み上げにより技術蓄積を行った |
適正な調達、生産、物流
マテリアリティ充足 のための取組み |
2023年度のKPI (達成水準) |
実施事項・施策 | 関連する SDGsアクション |
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SCM (サプライチェーンマネジメント) |
原料メーカー訪問、技術検討会の開催や、 社長同士の交流を実施し、関係性を深める |
原料メーカー訪問:4社 技術交流会:2社 社長同士の交流会:1社 |
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CSR調達 | 主要原材料調達先の複数化を計画通り推進中 | 約70%の複数化を達成 | |
グローバル生産・ 供給体制の構築 |
各生産拠点における生産・供給能力向上 | 各生産拠点における中長期増産計画に則り、 必要な増産投資を複数拠点にて実施 |
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BCP(事業継続計画)対応 | 国内工場のBCPの再構築(2025年目標) | 北九州新工場の建設を見越した、新BCPを構築すべく、 プロジェクトを立ち上げ、活動を行っている 【2025年までの複数年計画】 |
環境保全
マテリアリティ充足 のための取組み |
2023年度のKPI (達成水準) |
実施事項・施策 | 関連する SDGsアクション |
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適正な化学物質管理 | 含有禁止物質の不使用 | 含有禁止物質を使用しない仕組みの維持、環境法規制への対応など さまざまな化学物質の取り扱いについて、法に従った適切な管理を実施 |
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教育の実施と情報の共有化 | 化学薬品メーカーとして、薬品を取り扱わない社員も含め、 化学物質管理に関する教育を5回実施 また、化学物質を使用・管理する社員に対し、 適正な社内教育と危険有害性情報の共有を実行 |
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気候変動問題への対応 | TCFD提言に沿った情報開示の強化 | 2024年2月にリスクおよび機会の影響度・発生時期他、 TCFD提言に関する情報の追加開示を実施した |
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Scope3に関する開示を行う | Scope3のカテゴリー5(事業から出る廃棄物)、 6(出張)、7(雇用者の通勤)について、国内分の排出量を公開した |
品質と安全
マテリアリティ充足 のための取組み |
2023年度のKPI (達成水準) |
実施事項・施策 | 関連する SDGsアクション |
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安全衛⽣管理 | 休業災害 0件 | 休業災害件数:0件を維持 (不休業災害件数:0件) |
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品質保証 | 品質保証体制の再構築と改善 | 品質保証体制の再構築に継続して取り組み、計画通り対応を完了した | |
適切な情報開示による 企業価値の向上 |
情報開示のの適宜実施 | ・適時開示を求められる情報の遅延のない開示の継続 ・適時開示を求められる情報の英文開示の拡充 ・ホームページリニューアルやサステナビリティ報告書の充実 |
多様な人財の活用
マテリアリティ充足 のための取組み |
2023年度のKPI (達成水準) |
実施事項・施策 | 関連する SDGsアクション |
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健康経営 | 健康診断の受診率維持 | 各種健康診断受診率100%維持 ストレスチェックのチェック項目48から60へ増やし、 状況把握の深掘り実施 |
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ワークライフバランス | 男性従業員の 育児休業取得向上 |
2022年度:6名 2023年度:4名取得 (平均取得日数は47日) |
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職場環境の改善 | ・福利厚生面における「仕事の効率化」「多様な働き方」についての マネーセミナーを40代、50代社員へ実施 ・看護休暇制度新設による研修動画作成準備 ・お金、健康について定期的な研修制度の検討 | ||
キャリア形成 | 受講必須研修の原則全員受講 | 対象となる研修の受講率:約100% 社員一人ひとりがその能力を最大限発揮できるよう、 「階層別研修」「業務スキル向上セミナー」「キャリア形成サポート」 などのプログラムで、教育を多様化・充実化 |
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ダイバーシティ | 課長級以上の役職に女性を2名以上増やす (2024年3月時点の目標) |
2024年3月時点で2名増を達成 | |
エンゲージメント | 会社との信頼関係の維持 (関連項目の満足度70%以上) |
年次意識調査における「仕事のやりがい」スコア向上 満足度69.4%(2020年度※)→ 70.5%(2023年度) ※社外調査と比較できないため、前回(2020年度)の社内システムによる調査結果との比較 |
経営基盤の強化
マテリアリティ充足 のための取組み |
2023年度のKPI (達成水準) |
実施事項・施策 |
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ガバナンス | 取締役会の出席率 85%以上(社外取締役) |
取締役会の出席率:社外取締役 100% |
情報セキュリティ | 重大セキュリティ事故 発生件数:0件 |
重大セキュリティ事故発生件数:0件 保有する情報資産を適切に管理・利用するため、厳守すべき基本事項 を定め、その適切な運用によって均質な情報セキュリティ管理を実現 できるよう、取り組んでいる |
自己点検の全員実施と 合格率100% |
・自己点検の全員実施および合格率100% ・ITリテラシー教育の実施回数:6回 従業員が理解しておくべきITの仕組みや、情報セキュリティ他に 関するWeb教育を計画通り実施 | |
リスクマネジメント | 経営リスクの可視化と 対策の実行 |
経営リスクの適宜見直しと対策の実行 当社グループの持続的成長を阻害する、さまざまなリスクやその対策 の可視化を行い、リスクマネジメント委員会にて報告し、審議実施 |