当社では、米国サステナビリティ会計基準審議会(SASB:Sustainability Accounting Standards Board)が公表するESGの情報開示の枠組み「SASBスタンダード」の2023年12月度版を参照し、国内事業所の情報を元に整理・開示しています。
今後も開示内容の拡充に取り組んでいきます。
環境保全
トピック | 指標 | コード | 対応状況やデータ等 |
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温室効果ガス 排出 |
世界のGHG排出量、排出制限規制の対象となる割合 | RT-CH-110a.1 | Scope1: 55.5t-CO2 Scope2: 1,621t-CO2 Scope3 カテゴリ5: 136t-CO2 Scope3 カテゴリ6: 39.1t-CO2 Scope3 カテゴリ7: 117t-CO2 |
Scope1の排出、排出削減目標を管理するための長期および短期の戦略または計画、およびそれらの目標に対するパフォーマンス分析についての説明 | RT-CH-110a.2 | Scope1は、当社全体の約3%と低いため、Scope1として排出量削減目標を設定するのではなく、中長期でのScope1+2の削減目標を立てました。 CO2削減目標:2030年度までに国内のScope1・2の総排出量実質50%削減(基準年度:2017年度) |
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大気環境 | 以下の汚染物質の大気への排出: (1)NOX (N2Oを除く) (2)SOX (3)揮発性有機化合物 (VOC) (4)有害大気汚染物質 (HAP) |
RT-CH-120a.1 | N/A 製造工程で該当大気汚染物質を排出しません。 |
エネルギー使用 | (1) 総消費エネルギー (2) グリッド電力の割合 (3) 再生可能エネルギーの割合 (4) 自己生成エネルギーの合計 |
RT-CH-130a.1 | (1) 13,253GJ (2) 61% (3) 39% (4) 無し |
水資源 | (1) 総取水量 (2) 総消費水量、および水ストレスが高い、または非常に高い地域のそれぞれの割合 |
RT-CH-140a.1 | (1) 33,804m3 (2) 13,431m3(総消費量は[水使用量−水排出量]で算出) ⽔ストレス:尼崎工場・長岡工場 低-中(10-20%) (WRI(World Resources Institute:世界資源研究所)のAqueduct Water Risk Atlasを用いて調査) |
水質に関する許可、基準、規制に関する違反件数 | RT-CH-140a.2 | 水質に関する法令等の違反件数 1件 |
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水管理リスクの説明と、それらリスクを軽減するための戦略・取り組み | RT-CH-140a.3 | 水を原料の一部として使用し、研究開発活動・生産活動でも水を多く使用するため、水の使用管理を徹底しています。 | |
有害物質管理 | (1) 有害廃棄物の総量 (2) リサイクル率 |
RT-CH-150a.1 | 有害廃棄物(『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』による特別管理産業廃棄物) 総量181t、 リサイクル率24.4% |
コミュニテイ・ エンゲージメント |
コミュニティの利益に関連するリスクと機会を管理するためのエンゲージメントプロセス | RT-CH-210a.1 | 自然災害発生時の一時避難所として活用いただくよう近隣の自治会へ案内しています。 |
労働安全・化学物質管理
トピック | 指標 | コード | 対応状況やデータ等 |
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労働安全衛生 | (1) 記録可能な総事故率(TRIR) (2)(a)直接雇用者と (b)非直接雇用者の死亡率 |
RT-CH-320a.1 | (1)(a)直接雇用者: 0.0 |
従業員と契約労働者の長期的(慢性的)健康リスクの悪化評価、モニタリング、削減への取り組み | RT-CH-320a.2 | 定期健康診断・特殊健康診断・メンタルヘルスチェック等、 各種診断の受診率ほぼ100%。健康診断後の有所見者へ の再検査・栄養士への相談他を実施しています。 | |
使用段階の効率を 考慮した製品設計 |
使用段階の効率を考慮して設計された製品からの収益 | RT-CH-410a.1 | - |
プロダクト スチュワードシップ |
(1) GHSのカテゴリー1、2の健康および環境有害物質を含む製品の割合 (2) ハザード評価を受けた製品の割合 |
RT-CH-410b.1 | - |
(1) 懸念される化学物質を管理し、 (2) 人体または環境への影響を軽減する代替品開発戦略について |
RT-CH-410b.2 | 化学薬品メーカーとして、化学物質について国内外の該当法令をチェックし、危険有害性情報を把握認識しています。使用禁止物質を規定し、研究開発段階からそれらが含有しない仕組みを整えています。当社製品の多くはGHS分類のカテゴリ1および2に該当します。どの製品も、化学物質を使用している限り危険有害性があると認識し、製品を提供する際にはSDSやラベル表示にて危険有害性情報を伝達しています。危険有害性情報を踏まえたうえでの取り扱いをしていただくよう、お客様にお知らせしています。 | |
遺伝子 組み換え作物 |
遺伝子組み換え作物(GMO)を含む製品の収益に占める割合 | RT-CH-410c.1 | 該当なし |
環境法令・ 規制順守 |
産業界に影響を及ぼす、環境・社会関連の政府規制や政策提言に関連する自社の立場 | RT-CH-530a.1 | 毒劇物等の危険性を有する化学物質を取り扱い、研究、製造、保管、輸送、販売等の各段階で国内外の各種法令等の規制を受けています。化学物質に対する規制は今後ますます強まると考えられ、その規制に前向きに対応し、事業への影響が最小限に留まるように努めています。 |
オペレーション上 の安全性、 緊急時の備え |
プロセス安全インシデント数(PSIC)、プロセス安全インシデント合計率(PSTIR)、およびプロセス安全インシデント重大度率(PSISR) | RT-CH-540a.1 | 健康と安全を第一と捉えており、無事故・無災害への取り組みは企業としての責任です。当社は毒劇物等の危険有害性のある化学物質を取り扱うため、輸送中の薬液漏洩を重要インシデントと捉え、事故による薬液漏洩にともなう環境汚染を防ぐ体制を構築しています。 重大インシデントに該当する漏洩事故件数 0件 |
輸送事故件数 | RT-CH-540a.2 | 輸送事故の件数14件 (液漏れ1件、容器破損13件) |
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活動指標 (ACTIVITY METRIC) |
報告セグメント別生産高 | RT-CH-000.A | 15,810t |