マテリアリティ(重要課題)の特定
当社は、ステークホルダーとの協働・共創を通じて未来を切り拓き、社会価値と経済価値の好循環を生み出し、豊かな社会の実現に貢献することを「2030年ビジョン」のありたい姿として掲げています。第2フェーズとなる「中期経営計画 2025-2027」においても、この方針を継続して推進しています。この好循環を実現するために、マテリアリティ(重要課題)を特定し、製品・サービスの提供と事業プロセスの両面から取り組みを推進しています。マテリアリティについては、3ヵ年ごとの中期経営計画策定に合わせて定期的に見直しを行っています。



未来を切り拓く
研究開発
適正な
調達、⽣産、物流
環境保全
品質と安全
多様な人財の
活用
経営基盤の
強化

6つのマテリアリティ(重要課題)および関連するSDGsアクション《2024年度》
未来を切り拓く研究開発
| マテリアリティ充足 のための取組み |
2024年度のKPI (達成水準) |
実施事項・施策 | 2030年の目標 | 関連する SDGsアクション |
|---|---|---|---|---|
| 環境負荷低減製品の開発 | Sustainableな製品開発 | 次々世代を見越した中長期的な活動として、 社会課題改善型の製品開発、シーズ発信を行っている 2024年度は、環境負荷低減と性能確保を両立 させた試作品を開発。性能評価中 |
化学密着に関する技術の確立 廃液・排水処理の負荷低減 |
|
| 新規事業の開拓 | 二次電池関連事業の推進 | 技術開発および課題抽出 | 柱となる新規事業を立ち上げる |
適正な調達、生産、物流
| マテリアリティ充足 のための取組み |
2024年度のKPI (達成水準) |
実施事項・施策 | 2030年の目標 | 関連する SDGsアクション |
|---|---|---|---|---|
| SCM (サプライチェーンマネジメント) |
原料メーカー訪問、技術検討会の開催や、 経営層同士の交流を実施し、関係性を深める |
原料メーカー訪問:12社 技術交流会:2社 経営層同士の交流会:1社 |
自然環境やや人権を考慮し、環境に配慮した原料の調達や、 原料・容器のリサイクル活動に取り組み、 また、引き続き、責任ある資源調達に努める |
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| CSR調達 | 主要原材料調達先の複数化推進 | 主要原材料調達先の複数化を計画通り推進中 | ||
| グローバル生産・ 供給体制の構築 |
各生産拠点における生産・供給能力向上 | 生産キャパシティ確保および効率化に関する運用実行 | グローバル生産体制の構築/連結 BCP体制確立 |
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| BCP(事業継続計画)対応 | 安定した生産体制の構築 | 尼崎工場のパイロット工場機能強化、 およびグローバル生産の統括機能強化他実行 |
環境保全
| マテリアリティ充足 のための取組み |
2024年度のKPI (達成水準) |
実施事項・施策 | 2030年の目標 | 関連する SDGsアクション |
|---|---|---|---|---|
| 適正な化学物質管理 | 含有禁止物質の不使用 | 含有禁止物質を使用しない仕組みの維持、環境法規制への対応など さまざまな化学物質の取り扱いについて、法に従った適切な管理を実施 |
化学物質の管理徹底により取り扱う方々の健康への影響を限りなくゼロにする | |
| 教育の実施と情報の共有化 | 化学薬品メーカーとして、国内外の化学物質法規に関する教育を計画し、2025年より実施予定 また、化学物質を使用・管理する社員に対し、適切な危険有害性情報の共有を実行 |
|||
| 気候変動問題への対応 | TCFD提言に沿った情報開示の強化 | 2025年2月に、「移行」による変化の機会についての洗い出し他、公開内容を増やし、ホームページに掲載 | 社会の持続的な成長のため、地球環境問題に真摯に取り組む | |
| Scope3に関する開示を行う | Scope3について、すべてのカテゴリに関する情報を開示 | エネルギー使用の削減とネットゼロに向けての取り組みを実施 |
品質と安全
| マテリアリティ充足 のための取組み |
2024年度のKPI (達成水準) |
実施事項・施策 | 2030年の目標 | 関連する SDGsアクション |
|---|---|---|---|---|
| 安全衛⽣管理 | 休業災害件数:0件 | 休業災害件数:0件を維持 (不休業災害件数:0件) |
安全で安心な労働環境を提供する (休業災害:0件を維持) |
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| 品質保証 | 品質保証体制の再構築と改善 | 品質保証体制の再構築に継続して取り組み、計画通り対応を完了 | お客様が満足する「モノ・コト」をグローバルで提供し続ける | |
| 適切な情報開示による 企業価値の向上 |
適切な情報開示の実施 | 遅延のない情報開示と英文開示の拡充、 投資家や株主とのコミュニケーションを実施 |
信頼性と透明性を高め、企業価値向上への貢献を推進 |
多様な人財の活用
| マテリアリティ充足 のための取組み |
2024年度のKPI (達成水準) |
実施事項・施策 | 2030年の目標 | 関連する SDGsアクション |
|---|---|---|---|---|
| 健康経営 | 健康診断の受診率維持 | 各種健康診断受診率100%維持 オンライン健康セミナーの実施 |
健康経営の推進、各種休暇制度の運用により、高い従業員満足度を維持する 【男性従業員の育児休業取得率を2030年に85%以上とする(当社単体目標)】 |
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| ワークライフバランス | 男性従業員の 育児休業取得向上 |
2023年度:4名 2024年度:9名取得 (平均取得日数は83日) |
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| 職場環境の改善 | 職場環境の改善 | 自転車安全講習を全対象者に実施 救命救護訓練を尼崎地区の事業所で実施 お金、健康について定期的な研修制度の検討 |
多様な働き方に対応した職場環境の整備 | |
| キャリア形成 | 受講必須研修の原則全員受講 | 対象となる研修の受講率:約100% 社員一人ひとりがその能力を最大限発揮できるよう プログラムを構築し、教育の多様化・充実化を促進 |
自立自走できる人財の育成と、公正で満足度の高い職場環境の実現を目指す | |
| ダイバーシティ | 多様な人財の採用 | 2024年採用は26名 女性12名、外国籍1名、障がい者1名 |
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| エンゲージメント | 従業員と会社が対等で、共に成長できる関係性の構築 | 中期経営計画の従業員理解を深める施策を行うこと、 会社が目指す姿や方向性を従業員が理解・共感できるようになる |
経営基盤の強化
| マテリアリティ充足 のための取組み |
2024年度のKPI (達成水準) |
実施事項・施策 | 2030年の目標 |
|---|---|---|---|
| ガバナンス | 取締役会の出席率 85%以上(社外取締役) |
社外取締役の出席率: 100% | ガバナンスの強化により、社会から信頼される企業運営を行う |
| 情報セキュリティ | 重大セキュリティ事故 発生件数:0件 |
重大セキュリティ事故発生件数:0件 保有する情報資産を適切に管理・利用するため、厳守すべき基本事項 を定め、その適切な運用によって均質な情報セキュリティ管理を実現 できるよう、取り組んでいる |
機密情報漏洩に伴う損失の回避 |
| 自己点検の全員実施と 合格率100% |
自己点検の全員実施および合格率100% ITリテラシー教育の実施回数:10回 従業員が理解しておくべきITの仕組みや、情報セキュリティ他に 関するWeb教育を計画通り実施 | ||
| リスクマネジメント | 経営リスクの可視化と 対策の実行 |
経営リスクの適宜見直しと対策の実行 当社グループの持続的成長を阻害する、経営リスクをはじめとする さまざまなリスクやその対策の可視化を行い、リスクマネジメント委員会 にて報告し、審議実施 |
メックグループが持続的に成長するため、リスクと機会の把握を徹底する |
